習えるダンス
ボールルームダンス
ballroom dance
当スクールでお教えしているのは、ボールルームダンス(社交ダンス)です。
踊ってみたかったダンスはありませんか? 当スクールでぜひトライしてください!
無料体験レッスン(団体)もあります。
ワルツ
3拍子の、比較的ゆったりとした動きです。
ペアで抱き合うように組み、重心を波状に移動させながら、フロアを円形を描くように回ります。「円舞曲」とも言われる所以です。
18世紀末にオーストリア〜南ドイツのあたりに発祥、19世紀から20世紀初めにかけてヨーロッパにおいて社交ダンスの中では最も人気があったとされています。不道徳であるという理由で禁止された時代もありましたが、1814年から15年にかけて開催されたウィーン会議をきっかけにヨーロッパ全土に広まり、ヴェニーズワルツなどへと発展していきました。
タンゴ
非常に力強く、情熱的なダンスです。
リズムは4拍子で、1拍目と3拍目に強いアクセントとスタッカートがあります。
アルゼンチンからヨーロッパに渡って発展しました。
もともとは荒々しい踊り方だったものが、20世紀初めにヨーロッパに紹介されて以降ヨーロッパの舞踏会向きの形に変化し、大流行しました。
従来のタンゴを「アルゼンチンタンゴ」と呼び、ヨーロッパで変化したものを「コンティネンタルタンゴ」と呼びます。コンティネンタルタンゴの方がスタンダード種目の一つとなりました。
スローフォックストロット
4分の4拍子で踊ります。
ゆったりとした動きの、緩やかで流れるようなダンスです。
スロー、スローフォックス、フォックス等とも呼ばれます。
20世紀初頭、アメリカで「フォックストロット」というダンスが生まれ、流行しました。「スローフォックストロット」とは異なり、比較的テンポが速く、動きの激しい踊りでした。その後、ワルツのゆったりとした動きが取り入れられ、優雅に流れるように動く「スローフォックストロット」が生まれました。
クイックステップ
クイックとも言い、その名の通り、軽快かつ速いステップで踊ります。
飛んだり跳ねたり、さらには走ったりといった動きがあるのが特徴です。
リズムは速い4拍子で、1拍目と2拍目にアクセントがあり、1拍目のアクセントの方がより強いです。
1920年代、アメリカで「チャールストン」と呼ばれる音楽や踊りが流行しはじめ、これがやがて社交ダンスとして世界的に広まりました。このブームに合わせて、フォックストロットを速いテンポで演奏したのが、クイックステップの始まりとされています。
ヴェニーズワルツ(Viennese Waltz)
ワルツの一つ。ウィンナ・ワルツとも呼ばれます。
男女が一対に組んで旋回を伴いながら、滑るように踊ります。
リズムは3/4拍子または3/8拍子で、速度は一般のワルツよりも倍近くも速く、指揮者は通常1小節を一振りで振ります。ヴェニーズワルツの大きな特徴としては、第2拍が詰まって、第1拍に少しずれ込むという点が挙げられます。
ワルツは18世紀末からヨーロッパ各地の宮廷で踊られるようになっていましたが、ウィーンの社交界で独特に発展。ヴェニーズワルツは特に19世紀に、ウィーンを中心としたヨーロッパで好まれました。この時代、「ワルツ王」と呼ばれたJ.シュトラウス2世(1825〜1899)はヴェニーズワルツ(ウィンナ・ワルツ)の名曲を数多く作曲しました。
チャチャチャ(Cha-cha-cha)
リズムは4拍子で、スピード感とメリハリのあるダンスです。
チャチャとも呼ばれます。
基本的な動きはルンバに似ていますが、より軽快な明るい曲で踊ります。また、ルンバよりも素早い動きが求められます。
南米キューバで発祥、1950年代に世界的に大流行しました。中でもニューヨークでは人気を博し、一気に普及・発展して、今のチャチャチャの形になったとされています。
サンバ(Samba)
ラテンアメリカン種目ブラジル発祥。集団で輪になって、またはカーニバル等で行列行進しながら踊る様子は、見たことのある人が多いかもしれません。
4分の2拍子の、軽快で速いテンポの曲が多くあります。「バウンス」と呼ばれる弾むような動きが特徴で、絶えまなく揺れ動き続ける感じがあります。
19世紀末、ブラジル北東部の大西洋岸にある港湾都市サルバドールからリオ・デ・ジャネイロに流入した黒人労働者たちが、輪舞やカーニバルの行列の風習などを持ち込み、サンバに発展したとされています。
その後1920年代に、特にリオ・デ・ジャネイロでカーニバル・サンバとしてのスタイルを確立した後、30年代に入ると社交ダンス化したサンバがダンスホールで踊られるようになり、1940年代前半には欧米で広く踊られるようになりました。
ルンバ(Rumba)
ラテンアメリカン種目19世紀初めにキューバのアフリカ系住民の間で生まれた、滑らかでゆったりした動きのダンス。
キューバのソン(ラテン・アメリカの幾つかの地域の、固有の民族舞踊およびその音楽)は、1920年代にキューバ全土で流行しました。ルンバは1930年代に、ソンに基づくポピュラー音楽として発展、大衆的な社交ダンスとしてアメリカやヨーロッパに広まりました。また同時期に、ルンバはジャズの影響を受けてマンボの母体ともなっています。
キューバの大衆音楽である本来のルンバは、アフリカ系の打楽器とコーラスを主体とした民俗的舞踊音楽ですが、キューバ国外ではこうした本来のルンバはあまり知られていません。
パソドブレ(Paso Doble)
ラテンアメリカン種目スペイン起源の舞曲で、闘牛場で闘牛士の行進曲として発展。
後に舞踊音楽および歌曲になりました。
2/4または3/4拍子系の、速すぎない快調なリズムです。スペインの民族色があり、旋律は情熱的で明るく、ときに哀愁を感じさせることも。
19世紀後半から盛んになり、1920年代以降に民衆のダンスとしてスペインをはじめとするヨーロッパのラテン系諸国、中南米諸国に広まったとされています。第2次世界大戦後にはイギリス等でも踊られるようになりました。
ジャイブ(Jive)
ラテンアメリカン種目ジルバを原型として、それに跳ねるような動作の加わった、よりリズミカルなダンスです。
リズムは4分の4拍子で、2拍目と4拍目に打楽器の音が裏打ちで強めに入ります。飛び跳ねるような動きがありますが、これは「スイング」という振り子の様な動きを利用して踊っています。起源にはスイングジャズがあり、ジャスのようなノリ、動きが求められます。
「ジャイブ(jive)」は「スイング音楽」や「ジャズ音楽家」を指す隠語ですが、「調子のいいことを言って人をだます」「デタラメ」といった意味もあり、スイングジャズにおいては軽快でウイットに富んだものを指します。
アメリカ生まれのジルバは、第2次世界大戦中イギリス・フランスに上陸したアメリカ兵によって広められました。イギリスではイギリス固有の民族舞踊が取り入れられて変化し、ジャイブが生まれたとされています。
ブルース(Blues)
パーティダンス19世紀後半に黒人霊歌や労働歌から派生した音楽および舞踊で、ゆったりとした移動が多いダンスです。
競技種目ではありませんが、パーティ等でよく踊られます。
ブルースとはアフリカ系アメリカ人の伝統的な大衆音楽の形式で、19世紀中頃に米国南部の農場などで働く黒人たちから宗教歌・労働歌などを母体に発生し、ギターの普及とともに一定の形式を持つようになったとされています。4分の4拍子の哀愁を帯びた歌曲で、主に不運や災難、悩みなどが題材となっていました。
後にダンス音楽やジャズなどにも取り入れられ、ロックミュージックを含む現代のポピュラー音楽に大きな影響を与えています。
ジルバ(Jitterbug)
パーティダンススイングジャズに合わせて、4分の4拍子の速いテンポで踊ります。
もともとは型にはまらない、アクロバット風な激しい踊り方が特徴的なダンスです。
米国南部で生まれ、世界恐慌以降米国で1930年代に特に10代の少年少女の間で流行しました。1920年代のチャールストンに続いて、1930年代の風俗を象徴するダンスと言えます。第二次世界大戦の頃アメリカ兵によって世界中に広められ、日本には戦後紹介されて「ジルバ」として広がりました。
「jitter」はイライラと落ち着かない状態・様子、「bug」は虫を指し、という意味で、「jitterbug」とは20世紀初頭には、錯乱(jitter)に陥るアルコール依存症の人を意味するスラングでした。
マンボ(Mambo)
パーティダンスルンバにジャズの要素が加わって派生した、4分の4拍子で踊るダンス。
競技種目ではありませんが、パーティ等でよく踊られます。
ルンバをもとにしているものの、ルンバより速く歯切れの良いリズムで、サックスやトランペット等管楽器のアンサンブルが展開される、賑やかで陽気なイメージのダンスです。
1940年頃キューバで生まれたこのダンスは、1940年代後半に新しいステップの踊りとともに世界へ広まり、1950年代には世界的に流行しました。